第4の村
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カレン族の村でランチを取り、象と話をして再び山道へ入る。 象の前でじっと立ち止まって、手を差し出すと鼻と手で握手してくれる。 なんとも言えず嬉しく、また象の足に着いている鎖がなんとも言えず悲しい。 村を抜け、畦道を抜けて、再び山に入る。 どこまでも、山の上まで続く陸稲の田んぼ。 少し雲が出てきて、雷も鳴っている。 このトレッキングはここまで天候には恵まれていたが、いよいよ雨に降られるだろうか。 |
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山を登りきると、放牧場が広がっていた。 牛がじっと俺を見ている、そして少しずつ近寄ってくる。 餌をもらえると思っているのだろうか。 牛の目はクリクリしていて、ホントに可愛い。 こちらから近づこうとすると逃げてしまう。 牛が食べられる範囲だけ葉っぱがなくなった木があり、パパイヤの木もある。 俺が牛と遊んでいるとホーミーがやっと追いついてきた。 登り坂が急で俺に先に行くようにと言って、自分はゆっくり登ってきたのだ。 ここからは山の稜線に広がる放牧場を横切り、細かなアップダウンを繰り返す。 陽がさしてきた、先ほどまで鳴っていた雷や雨の心配も要らないようだ。 |
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放牧場から森の中に入って少し坂を登ると村が広がっていた。 そこがこの日の目的地の村だった。 早速この日お邪魔する家に上がり、靴を脱ぎ、バックパックを下ろす。 基本的に歩いたり走ったりと行動するのが好きだが、目的地に着いて靴ひもを緩め、バックパックを下ろすときの開放感はたまらない。 この日の村はランチを取った村から象に乗って登ってくることが出来る。 何組かの観光客が象でやってきて、そのうちの何組かはこの村の家に泊まって明日下山するらしい。 エレファントトレッキングの値段をホーミーに教えてもらったが忘れた。 高いと思って、俺ならもう一度来るとしてもまた歩いてくると思った。 |
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おばあちゃんと孫が布を織っている。 民族衣装にしたり、お土産用のかばんにしたりするらしい。 (翌朝、しっかり俺も買うことになる…) ぼーっとその風景を眺めているとホーミーが冷たいビールがあるよ、と声を掛けてきた。 冷たいビールと言われたら、飲まないわけにはいかない。 しかし、この村にも電気は通っていない、ホントにあるのか? ホーミーに「どこにあるの?」って聞いたら側に置いてあるクーラーボックスを指差した。 クーラーボックスを開けてみると水に浸かった缶ビールがあるが、水はもちろん冷たくない。 |
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最初から冷たくないのが分かっていればいいんだけど、いったん冷たいビールを想像してしまった後となっては、少なからずガッカリする。 ま、だからといって飲まないかっていうと、飲むんだけどね。 缶ビールをたてつづけに3本飲んで、竹で出来たテラス(?)で空を見てたら眠くなってきた。 気持ちの良い空を見ながらウトウトしていると子供が来て横に寝転んだ。 子供と一緒に昼寝、外って気持ち良いね、やっぱり。 タイの山岳民族の子供たちはみんなイキイキしていて可愛いし、見ていて気持ち良い。 しかもちょっと恥かしがり家なところがまた良い。 |
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