ラオスを対岸に
|
|
10月18日 旅13日目、トレッキングの前後合わせて5泊したGHを後にする。 ラオスとの故郷の町、メコン川沿いのチェーンセンに向かうことにした。 最後にGHのおばあちゃんに会いたいと思ったが、残念ながら出かけたらしい。 おばあちゃんの息子で宿のご主人に宿泊費を払い、お礼を言って宿を出る。 バスターミナルでチェーンセン行きのバスを尋ねると20分おきに出ているとのこと。 近くの食堂でブランチを採り、チェーンセン行きのバスに乗り込む。 バスはローカルバスでエアコンは着いていない。 運賃は出発後に車掌さんが来るのでそのときに払うらしい。 ドアを開け放ったままバスは出発した。俺の旅気分も再び盛り上がってきた。 |
|
|
ジーンズにTシャツ姿の若い女性が話しかけてきた。 隣に座りたいのか、と聞いたらなんとこの人が車掌さんだった。 バスは1時間強でチェーンセンに到着、のんびりしたバス旅であった。 降り立った俺にタクシーとトゥクトゥクの運転手が声を掛けてくる。 その声を無視し俺は地図を広げ、現在地を確認してゲストハウスを探しに歩き出す。 重いバックパックを背負い、南国の太陽に照らされてつらいはずの宿探しだが、俺はこの見知らぬ町で一歩を踏み出すときのなんとも言えないこの高揚感が好きだ。 メインストリートを折れて、歩いていると間もなく目的のGHが見つかった。 早速部屋があるか確認し、部屋の状態・値段等を確認する。 200バーツ、落Zオーバーだがプール付きだったので即決。 荷物を下ろして、スニーカーからビーチサンダルへ履き替え部屋を出る。 |
|
|
部屋を出た俺に6匹の子犬が纏わり着いてきた。 ああ〜、ダメだぁ。 可愛すぎる、動物には弱い。人間は好きでないけど、動物は大好きだ。 俺の足の指でジャレている子犬を一匹ずつ抱き上げて、頬ずりしてキスをする。 そしてちょっと逃げたりして一緒に遊んでやる、いや遊んでもらう。 ジャレている俺と子犬に気付いた宿のおばちゃんがやってきて子犬を追い払った。 俺が困っていると思って出てきてくれたみたいだ。 おばちゃんのおかげでやっと俺はGHを出て、町へ出かけることができた。 |
|
|
町と言ってもメコン川沿いに広がる、観光客もほとんどいない小さな町である。 しかし人ごみや騒音が嫌いな俺にとってはすごく居心地がいいのである。 メコン川沿いを歩く。露店を覗いたり、荷積みをしている中国船を眺めたり。 この中国船は人がダンボール箱を肩に3つも担いで、荷物を積み込んでいた。 川幅が広く、流れが速いメコン川を遡り中国に到着するのに3日かかるらしい。 メコン川沿いに町を歩き、ビールを買って河原に腰を下ろした。 目の前はメコン川が流れ、船が行き来する。 少し目線をあげると川の向こうにラオスの山が広がる。 もっと目線をあげると入道雲が広がっている。 寝転んで真上を向くと、そのまま眠りに落ちてしまった。 |
|
|
目覚めると現地の人と思われる人が俺の近くで眠っていた。 夕食の時間には少し早かったので、町の市場を除きに行く。 町が小さいため市場も小さいが、活気があっていろんなものが売っていて見るだけでも楽しい。 店を覗いているとボールの中になにやら動くものが売られていた。 よく見てみると生きたままのイモムシだった。 アカ族の村でコオロギを食べた俺だが、さすがに生のままのイモムシは食べる気にはならない。 市場を出るとあたりの景色が夕日に照らされ赤味を帯びており、俺は川沿いの道へと戻る。 そこには日本の花見のようにビニールシートが並び、その上に机をおいた屋台が並んでいた。 俺は英語のメニューが置いてある屋台の1つに席を取った。 スパイシーなサラダと焼き魚と瓶ビールを注文した。 タイではビールを注文すると氷も出てくる。 最初は抵抗があったが、このときは既にそれにも慣れ当然のごとくグラスに氷を入れビールを注ぐ。 魚はメコン川で捕れたものと聞いたからドロ臭いかと思ったが美味しかった。 しかし、骨に近い部分が生焼けだったのがちょっとコワかったが食べた。 今日は大奮発だ、今まで食事1回20〜30バーツで済ませていたのをこの日は200バーツだった。 |
|
|