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タイ旅行記P16

チャリで爆走


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10月19日

 旅14日目の朝はパンケーキから始まる。

 昨日の夜持ってきた小説を読んでいた、何度も読んだ本だ。
主人公の友人がパンケーキにコーラを掛けたものが好物だ、という文章がある。
俺はコーラは飲まないが久しぶりにパンケーキが食べたくなった。

 朝にGH近くのカフェに入りパンケーキ(バナナ)とホットコーヒーを注文した。
ホットケーキというより、クレープの生地を厚くして中にバナナを入れてあるといったほうが正しく伝わる気がする。

 中々のヒットに気分もよくなり、店員さんと話をして店を出る。

 GHで自転車(ママチャリ)を借りて、ゴールデントライアングル(ルック・アャbプ村)に向かう。
目的地までは10キロちょっとあるが普段それくらいの距離はランニングしているので距離に不安はないが、GHのおばちゃんに遠いから気をつけるようにと言われる。

 借りたチャリはかなりペダルが重い、チャリ自体に重量がある。
朝から晴れ渡り、気温も高いが不快な気分ではない、爽快だ。

 ママチャリのペダルを一定の速度で回す。
汗を掻き始めた、Tシャツを脱いで自転車を漕いでみる。
気持ち良い、太陽の日差しと乾いた風がとても気持ち良い。

 30分程度で金色に光る大仏さんを発見。
どうやらこのあたりが目的地のようだ。
しかし、タイの仏像や寺は見た目が派手である。

 タイ・ミャンマー・ラオスの国境がメコン川で接するポイントらしいが、ミャンマーは見えない。
民族衣装を着た子供たちが写真を一緒に撮らないか、と言ってくる。
もちろん有料なので、No Thank You。

 ゴールデントライアングルから来た道を戻る。
チェーンセンの町の北はずれにある丘の上のお寺に向かう。

 上半身裸+短パン+ビーサンの日本人がママチャリでタイの国道を爆走。

 若い修行僧たちの視線を浴びながら、寺に到着。
この寺は町と対岸のラオスが見渡せるビューポイントである。
一応、寺に入る上のマナーとしてTシャツを着る。(ホントは短パンもダメ)

 靴を脱げ、という看板があるので裸足でお寺に入っていく。
俺以外には誰もいない、足下の大理石が熱くて日当に長い間立っていられない。

 本堂に入るとやはり金色の仏像が奉ってあった。

 寺を出て再びTシャツを脱ぎチャリを漕ぐ、今度は町の南はずれにむかう。
南のはずれにももう一つ丘の上のビューポイントになる寺がある。

 景色は似たり寄ったりであるが、こちらの丘はちょっと急でママチャリで上るのは不可狽セった。
その分くだりは快適、なはずだったが実は恐怖だった、ブレーキが効かないのだ。

 坂を下り始める、速度が上がる、ブレーキが効かないことに気付く。
しかし止まらなければ、速度を緩めなければならない。
足を使い、さらには効かないブレーキレバーを思いっきり握る。
ものすごい音(キーキー)がして漸く速度が落ち始めた。

 来た道を戻り、町に着いたのが出発してから約3時間後。
その間、一切の水分補給をしていなかったので、ビールを買って飲み干す。
あ〜、今日はこの瞬間のためにチャリを漕いでたような気がする。

 喉も潤ったところで食堂に入り、遅めの昼食を取ってからGHに戻った。

 GHに戻った俺は、シャワーは浴びずに短パンとして穿いていた水着のままプールに飛び込んだ。
空は抜けるように高く青い、日差しはキラキラ輝いている、俺は水の中からそれを眺める。

 水の中に飽きたら、プールサイドに座りビールを飲む。
これを繰り返し、それにも飽きたのでプールサイドにひっくり返って午睡を貪る。

 日差しが肌を刺し、痛くなってきたので目覚めて再びプールに入る。

 日が暮れて、町のメインストリートにたくさん出る屋台を覗きながら歩く。
ある屋台でサラダを買ってテイクアウトして、別の屋台で麺を注文して腰を下ろす。
麺が出来上がるまで別の屋台でかったサラダを食べる。

 明日は次の町に移動することにする。


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