ただいま、バンコク
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10月25日 旅19日目、夜行バスの中で目を覚ます。 車窓から外を眺めると、道路の一部と道路の外が水浸しである。 俺のトレッキング中に、古い寺院や仏像で有名なスコータイが洪水に見舞われた。 あれから1週間以上が経とうとしているのに、水が引いていないのである。 被害にあった方々に幸あれ。 夜が明けるにつれバスもバンコクに近づいてきたようだ、景色が都会っぽくなってきた。 バスの車掌さんがやってくる。 ブランケットと引き換えに暖かい飲み物を持ってきてくれた、体が温まる。 |
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程なくバスはバンコクのモーチット・マイ・バスターミナルに到着した。 このターミナルはタイ北部・東北部・中部などへのバスが発着するかなり広いバスターミナルである。 バスを降りるとお決まりのようにタクシードライバーが声をかけてくる。 しかし、俺はここでも歩いて地下鉄の駅へ向かう。 金を使いたくない、というのもあるが純粋に歩くのが好きなのである。 大きな道路の脇を歩く、都会である、バンコクである。 空気が蒸し暑いし、排気ガスで胸が苦しい。 地下鉄にのりチャイナタウンを目指す。 社内は通勤時間帯なのであろう、少々混んでいるが日本の通勤ラッシュよりははるかにマシである。 ファランポーン駅で降りてチャイナタウンの中心街を目指す。 この駅周辺はもうすでに慣れたもので迷うことなく、客引きに引っかかることもなく歩を進める。 目指すホテル(旅社)を運河沿いの道に見つけた。 早速部屋が空いていることを確認して、朝8時だったがチェックインする。 |
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これまでの安宿よりは少々値が張ったこともあり、ボーイが部屋まで案内してくれた。 眺めはよくないがエアコンとホットシャワーが付いている、最後くらい良いだろう。 シャワーを浴びて一休みしてからチャイナタウンへと繰り出す。 バンコクでは物価の安い地域だが、旅してきた俺にとってはすべてが割高に感じる。 チャイナタウンは元々バンコクの中心街だったが、現在では若干寂れた感がある。 しかし、俺としてはこの寂れた感が旅情をくすぐり、なんとも心地よい。 ただし、狭い道路に車やバイクがぎっしりと詰まった交通渋滞だけはいただけない。 歩いていると本当に息苦しいので、裏通りに入るとそこはまた小さい商店が繋がっていてい多くの人が行き交っている。 その人ごみの中を平然とバイクで入ってくる人がいる。 |
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裏通りを歩いていると、おばちゃんに軽くぶつかった。 ゴメンね、と謝った後に会話が始まり、その直後こいつは詐去tかもと思った。 なんとか振り払おうとするが、会話が進んでしまい身動きがとれない。 こういう少し入り口から入ってしまうと何故か断るのが苦手な俺。 いつのまにか少し日本語を話せるという娘が後ろを歩いていた。 来月彼女たち家族は日本に遊びに行くから日本のことを教えて欲しいと言う。 ここで俺の疑念は確信に変わったが、しかし面白そうなので少し乗ってみることに・・・ ランチを食べようと言う事になりチャイナタウンの市場の裏にある屋台に連れて行ってもらう。 一人だと絶対行けないし、注文ができないので良いチャンスだ。 最初は遠慮してたが、途中から俺は食べたいものを全部頼み、ビールも飲んだ。 で、みんな一息ついてショッピングの話になってお買い得のお店に連れてってくれて、そこでさらに安くなるように俺の変わりに交渉してくれると言い出した。 来ましたねー、このときを俺は待ってたわけです。 ここで、俺は今日帰国するし、フライトまで時間が無いと言って二人を振り切った。 |
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夜になりルンピニ公園の隣にあるスアン・ルム・ナイトバザールに出かけた。 お土産は基本的に買わない主義なので、見学と夕食を取りに出かける。 フードコートを覗いてみたがどれも高いし、雰囲気があまり俺の好みではなかった。 ナイトバザールのはずれに屋台が並んでいるところがあったので、ここで好みのものを皿にとってもらい、ビールを買ってのんびり飲みながら食べる。 これがタイの最後の夜である、観覧車がスピードを色々と変えながら目の前で回っていた。 バンコクのパワーはやはり凄いものがあると思う。 東京のパワーとはまた違ったものだ。 経済の成長期の雰囲気もあるだろうけど、それだけではない気がする。 |
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