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虐待被害者の二人の女性と、虐待被害者支援組織サイレントラムの責任者ビル・オーウェン氏がCNNテレビに生出演

虐待被害者の二人の女性と、虐待被害者支援組織サイレントラムの責任者ビル・オーウェン氏がCNNテレビに生出演


 米国CNNテレビの有名女性キャスター、コニー・チャン氏がCNN番組内で虐待被害者の二人のエホバの証人、およびサイレントラムの責任者ビル・オーウェン氏にインタビュー


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チャン:
 多くの人は、エホバの証人というと、彼らの信仰に基づく雑誌や書籍を一軒一軒回って配布するだけの人たちだと考えているのではないでしょうか。エホバの証人は福音主義のクリスチャンで、アメリカ合衆国におよそ100万人の信者がいます。彼らの宗教組織は1870年にペンシルベニア州において設立されました。エホバの証人たちは聖書を文字通り神の言葉として信じている人たちです。輸血や兵役、クリスマスや誕生日を祝うといったことは禁止されています。

 ところが、ある信者は彼らの組織の閉ざされたドアの背後で恐ろしいことが起きていると言います。それは近年取り沙汰されている一連の児童虐待問題のことですが、この宗教団体はこうした事実を当局に報告していないだけでなく、当局からこの事実を隠蔽する工作さえしているというのです。

 今夜はエホバの証人の信者によって犠牲となった二人の若い女性をご紹介したいと思います。

 ミネアポリスから ハイジ・マイヤーさんとアンバー・ロングさんです。エホバの証人の組織内での虐待の犠牲者を集めて支援している男性も一人お来しいただいております。ウィリアム・ボーエン氏です。彼はエホバの証人の会衆の長老でしたが、2年前(2000年)に虐待を行った加害者に対するこの宗教団体の対応に抗議してその立場を降りました。

 みなさん、ようこそお出でくださいました。ハイジさん、あなたは10歳の時に初めて虐待を受けたそうですね。そこで何が起きたのですか?

ハイジ・マイヤー, エホバの証人による虐待被害者:
 私を虐待した男性は。。。

チャン:
 エホバの証人の男性だったのですか?

マイヤー:
 彼は私の会衆のエホバの証人でした。名前はデリック・リンデラです。私の家族の友人でもありました。彼は私の兄の友人で、私は彼の妹たちと友達でした。機会を見計らっては、もしくは都合のいい状況をつくりだして、彼は事あるごとに私を引きずりだして虐待しました。

チャン:
 どのくらい長く続いたのですか?ハイジさん。

マイヤー:
 私が13歳になるまでです。いえ、私がちょうど13歳になった頃までです。

チャン:
 分かりました。それであなたはこのことをエホバの証人の長老に報告したそうですね。それでどうなりましたか?

マイヤー:
 15歳のとき、私は長老のところへ言って、エホバの証人として教えられてきた方法に従ってこのことを告げました。こうした問題がもう決して起こらないようにという願いと、長老たちがこの問題に介入して私を虐待した男を懲らしめるという期待をこめて彼らに話しました。

チャン:
 彼らはそうしましたか?

マイヤー:
 いいえ。長老たちは私が彼の行為を誤解しているという判断を下しただけでなく、この件について私が誰に話すかということについては十分注意する必要があると告げました。二人の目撃証人がいない私のようなケースでは、私のほうがが陰口を言ったり中傷を行ったりしたかどで審理委員会への出頭が求められることがあるから、というのです。

チャン:
 実際問題として、長老たちはあなたが警察に行かないようにさせようとした、と思われますか?

マイヤー:
 ええ、そう思います。長老たちは、警察に行ってこの問題を裁判沙汰にするということは神の名と神の組織を辱める行為であると言いました。

チャン:
それであなたはそのことを黙っていたのですね。

マイヤー:
 その通りです。怖かったからです。排斥されるかもしれないということに対してです。

チャン:
 ええ、分かります。エホバの証人からの実質上の脅迫ということですね。そして、あなたのご家族、ご家族はみなエホバの証人ということですが、排斥されるということはあなた自身のご家族からも同様に排斥される、ということなんですね。

マイヤー:
 その通りです。私の家族だけでなく、エホバの証人は現役のエホバの証人としか親しい交わりを持ってはいけないのです。ずっと小さい頃からよく知っていて信頼している内部の人々が組織の中で大きな力を持っている、私はそういう状況に置かれていたということなんです。

 組織から捨てられ、彼らから忌み嫌われるということへの怯えから、私は長い間沈黙を保っていました。

チャン:
 分かりました。また後ほどお話をおうかがいします、ハイジさん。

 アンバーさん、あなたは12歳のときに同じように虐待を受けたと主張されていますね。あなたの身に何が起こったのでしょうか?

アンバー・ロング, エホバの証人による虐待被害者:
 はい、その通りです。彼の両親の家にいたときのことでした。私は彼の妹の友達でした。そこで私は虐待されたのです。組織に教えられていた通り、その後私は家に帰り、すぐ両親にそのことを話し、長老のところへ行きました。

チャン:
 それでどうなりましたか?

ロング:
 長老たちは、私が気が動転していたために生じた誤解にすぎないとほのめかし、私と両親にひとまず帰ってまた後日話しましょうと告げました。私が自分の虐待体験について切に訴えても、二人の目撃証人がいない以上私のためにしてあげられることは特にないと言いました。それに排斥されるかもしれないという見えない恐怖があったことも事実です。

 そして私は成長するにつれて、長老たちが私に示唆したことは実は、私自身が自ら虐待されても仕方のないようなことをしたのだ、自業自得だ、ということだったのだと気が付いたのです。

チャン:
 分かりました。アンバーさん、また後ほどお話をおうかがいします。

 ビルさん、あなたはエホバの証人の組織は「児童性虐待者にとってのパラダイス」だとまで言い切っておられますね。それは誇張ではないのでしょうか?あなたがこの件について綿密に調査を行ってきておられることを私は知っておりますが、それでも人によっては、あなたが単に誇張しているにすぎないと考えるのではないかと私は思うのですが。

ウィリアム・ボーエン、虐待被害者支援組織サイレントラム団体の責任者:
 私は既に5,000人以上の犠牲者とEメールや直接電話で話をしてきました。私は自宅にエホバの証人虐待問題についての専用電話を持っており、毎日その番号に電話がかかってきます。こうしたすべての人たちはアンバーさんやハイジさんと同じ体験を語る虐待からの生還者なのです。つまりそうした犠牲者すべては長老団のところへ行ったがために圧力をかけられて、問題が隠蔽されてしまったということです。

 それはどのケースにも共通しているのです。昨日私はある若い少女からEメールを受け取りました。彼女は長老のもとへ行き、「私はハイジさんと全く同じ体験をしました。昨今の報道を見て、彼らが私に対してしたことに私は憤りを感じました」と伝えていました。これは犠牲者が若い女性の場合はほとんどが同じようなケースなのです。彼らは虐待された事実だけでなく、ものみの塔協会の組織の方針により二重に虐待を受けたということに対して憤っているのです。

チャン:
 あなたはエホバの証人たちに恐怖を感じられたのでしょうか?(ハイジへの質問)

マイヤー:
 ええ。(組織にいる限り)彼らに対する恐怖心から逃れる選択肢はありません。エホバの証人は生活の上でのあらゆることがあの組織との関わりの中で回っているのです。それがエホバの証人の人生なのです。あの組織の中では、信者は事あるごとにそうあるべき、と言われます。
 もし組織から追放処分を受けることになれば、それはその人の一生にとってのトラウマとなるのです。

チャン:
これはエホバの証人からの声明文です。皆さんに御聞かせしたいと思います。

 「私たちは児童への性的虐待を嫌悪しておりますし、そのような重大で邪悪な罪がもたらす結果から犯行者を保護することなど決してありません。私たちは長老団が児童虐待に関するすべての申し立てを調査することを望んでいます。悔い改めない者は会衆から追放されます。犠牲者には、虐待を受けたことからくる苦しみに対処するための継続的な援助やカウンセリングといった特別な配慮が保証されます。長老団により、虐待の事実を警察に報告しないように言われたりすることはあってはなりません。」

チャン:
 アンバーさん、首を横に振っておられますね。

ロング:
 そんな、そんなことをシャーシャーと書けるなんて、本当にゾッとします。全く真実とかけ離れています。

マイヤー:
 それは単に彼らがいつもしている、紙の上での慣例のようなことにすぎません。でもそれは決して、決して現実に適用されることはないのです。私にもアンバーにも、この国の他の数多くの犠牲者にも、そして海外の犠牲者にも、それは適用されることはないのです。

チャン:
 でもそれならどうして彼らは、あなた方の主張が誤りだというこのようなコメントを出してくるのでしょうか?

ボーエン:
 そのコメントは見え透いた厚かましいウソであると私は思います。彼らは虐待の事実が隠蔽されていることを知っています。10年前、組織内において調査が行われ、彼らは数多くの年端の行かない少女たちが虐待されているということを認識していたのです。彼らの機関紙の一つ「目ざめよ!」に虐待の問題についての特集記事が掲載されたとき、彼らはおびただしい数の問い合わせの手紙を受け取っていました。

 彼らは虐待問題がその時点で存在すること、およびそれまでの長きにわたって存在していたという事実を認めることを拒否しました。もし彼らが問題が存在するということについていくらかでも譲歩するなら、それは彼らが子供たちを故意に傷つけ、そしてまた傷ついた人たちのために何もしてこなかったということを認めることになるからです。


チャン:
 ビルさん、あなたは会衆から実質的に追放されることになる排斥処分を受けようとしているそうですね。そしてあなたのお父様はこの一連の性的虐待問題についてビルさんが調査していることを非難するビデオまで作成されたとか。心が痛むことはなかったですか?

ボーエン:
 ええ、とてもつらかったです。ですが今は私は父に対しては何の感情もありません。父もこうした虐待の犠牲となった娘さんたちと同様に組織に対する恐怖心からビデオを作製し、この地域の地方のメディアにそれを配布しようとしているということが分かっているからです。。。

チャン:
あなたにとって、家族にまで忌み嫌われるほどの価値のある行動といえるのでしょうか?

ボーエン:
(しばし沈黙)
 倫理的、道徳的に正しいことをすべきです。多くの人々がこの宗教によって倫理的、道徳的に悪いことをするよう圧力をかけられる、ということは言い訳にはなりません。私は前に進むよう、そしてこの活動を推し進めるよう駆り立てられているのです。犠牲となってきた人たち、そして組織によって二重の犠牲となっている人たちのためにです。

 多くの若い女性が、他のエホバの証人たちに虐待された事実を告げたために排斥されています。それはただ組織がそうしたいというだけなのです。虐待の現場を見た二人の目撃証人はいなかった、と当の虐待の張本人が言っている、そんなことが事実を否定する理由になるのでしょうか?
チャン:
 ハイジさん、アンバーさん、あなた方を虐待したエホバの証人はその後どうなりましたか?

マイヤー:
 全く何も変わったことは起きていません。今日この日まで。

ロング:
何も起きていません。

チャン:
 その男性たちは今でも現役のエホバの証人なのですか?

マイヤー:
 現役のエホバの証人です。

ロング:
 ええ、そうです。

チャン:
 あなた方両人も排斥処分を受けようとされておられるそうですが、心の準備はできておられるのでしょうか。それはご家族がもうあなた方に話しかけることがないということを意味しませんか?

マイヤー:
 おっしゃる通りです。でも、私の両親は私を自分の頭で物事を考えることができる強い人間、ただいつも正しくありたいと願う一人の人間として育てました。この状況下では証拠は明白ですし、他の選択肢はありえません。この件について私が取ることのできた他の選択というものはありえないのです。

チャン:
 ハイジさん、アンバーさん、今日はお越しいただいて本当にありがとうございました。そしてビルさん、どうもありがとうございました。

 次のニュースに入る前に、私たち取材班はハイジさんとアンバーさんを虐待者したことで訴えられているデリック・リンデラの弁護士と話したことをお伝えすべきと思います。リンデラ氏は全ての訴えを否定しており、また二人の少女によって起こされた民事訴訟において、未だ何の正式な回答もしていない、とその弁護士は語りました。

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