『夢』という小さな物語の中で、私は一人悩んでいた。
いつも遠くにいる人を見てるだけの私・・・。好きな人とは仲良くなれず・・・。どうしたらいいかと悩んでいた。
悩み、苦しみ・・・。
そこで私は目が覚めた。いっつもするおまじないも全然効果がなくて、苦しむばっかり。遠くでしか見ることのできないあの人・・・。
あの人の事を思い出すだけで、顔が赤くなり照れてしまう。そんなのはどうでもいい。学校に遅刻しちゃう。
***
走って走って・・・。学校に着いて教室へ向かった。階段をあがって、鞄をおろして、窓を開けて・・・。
いたっ!あの人が・・・。いつもこの時間にあの人はやってくる。小学校のときから変わらない。
今日はしかもとっても楽しみに待っていた日。そう、あの人の誕生日なのだ。
それもあの人は毎年自分の誕生日の日に、パ−ティーを開いている。私は初めてあの人のパ−ティーに招待されたのだ。
呼ばれた時は本当、夢じゃないかと思った。でも夢じゃない、現実なんだ。でも・・・。
私だけが招待されたわけでもない。あの人は大抵男子ばかり呼んで、そのなかに2、3人女子を呼んでパーティーをするのだが、
今年の女子のおよばれがかかったのは、私と、あの人と仲良しな女子とその友だちだった。
いまでも私がなぜおよばれされたのか自分でもわかんなかった。でもどうせ、考えてもまとまらないからあえて考えなかった。
とにかく今日の6時からパ−ティ−。楽しみにまってなきゃ。
今日も1日が始まって、1時間2時間とすぎてった。刻々と迫ってくるパ−ティーの時間。そして・・・。
今日1日の授業が終わり、私は一目散にかえろうとしたその時、あの人に呼び止められた。私はあの人の方へいった。
「なに?」
あの人はこういった。”仲良くしている女子が好きなんだ。だからつなぎ役になってもらえないか”と。
理由をきくと、その仲良しの女の子の友だちは今日来れないことになったから私に頼んだといった。
私は迷った。あいてがわたしじゃないというショックと、その二人のつなぎ役というショックがまじわり・・・。
でも私はいいよとこたえた。
私の心の中ではあきらめと、あの人が幸せになれば良いという気持ち・・・そして、私の心を伝えたいという気持ち・・・。
でも結局家ヘ行き、二人のつなぎ役としてパ−ティーへ出席した。二人が仲良くなっていくのをじっとたえて、怖くなって・・・。
少しして私は席をはずした。庭に出て外の空気を吸った。吸って、中の様子など考えていた。きっと今頃、話しているんじゃないかなって。
そう考えていると突然と、涙がポロポロと・・・。
今やっと、心の気持ちが分かった。私の気持ちを伝えたい、でも叶わない。いいたいことがもう言えない。
それが悔しくて悔しくて・・・。
涙が溢れ・・・止まらなくて・・・
何分かたってあの人は庭に出てきた。でも少し変だ。涙をながしている。私はあの人に駆け寄った。あの人は震えた小さな声でいった。
「負けたな、負けちゃったゼ。すまなかったな。もう帰っていいよ」
”もう帰っていいよ”って、私はその言葉にキレた。
「帰っていい?!何よそれ、用事が終わったらはいさよならって、お払い箱にするんだ。迷惑だったのに。
つなぎ役せっかくしたのに。なんで失敗するのさ・・・。
私、あなたが好きだけど、あなたはあの人を選んだからから、あなたが幸せになればいいかって思ってたのに。なんでよ、なんで・・・」
「お前・・・」
私は1つ溜め息をつき、またいった。
「あ−あ、あなたがおこらすから心を込めていいたかったのが怒った言い方しかできなかったじゃない」
「なんだよ」
「私、あなたが好きなの!!」
『夢』という小さな物語の中で、私は一人悩んでいた。
好きな人と仲良くなりたくて、いろいろやったおまじない。
いまでは全部効いています。あなたもいちどやってみて!
恋のおまじないを・・・。
†言い訳†
こんな夢もいいかなって感じで
書いてみたあの頃。
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