Wild Seed-Wild Flower by Dionne Farris
Before I am black, before I am woman
Before I am short, before I am young
Before I am African…
I am Human
私が黒人であるという前に、女だという前に、
私が背が小さいとか、若いとかいう前に、
私がアフリカンだという前に
私は人間。
From Human
| 01. I Know | 02. Reality |
| 03. Stop To Think | 04. Passion |
| 05. Food For Thought | 06. Now Or Later |
| 07. Don’t Ever Touch Me (Again) | 08. 11Th Hour |
| 09. Water | 10. Blackbird |
| 11. Old Ladies | 12.Human |
| 13. Find Your Way | 14. The Audition |
| 15. I Know (NY Reprise Mix) |
Dionne Farris。大好き。
なんで彼女のCDをかったのかも今は忘れてしまったのだけど、
まさに私の好きなsoul music soundなのですよ。
彼女のことをちょっと紹介すると、アメリカ、ニュージャージー生まれ。
学校やクワイヤーで歌ったりして、10代の頃はダンスを学んだり、
カレッジではフォトグラフィ(写真ね)を専攻していたりしたらしい。
その後NJとNYのクラブシーンで活躍、
90年にアトランタへ移って、Jermaine DupriやTLCなんかと一緒に仕事をし、
Arrested Developmentのフューチャー・ヴォーカリストとして活躍、
彼らのデビューアルバム『3 Years 5 Months & 2 Days in the Life of』というアルバム(92)
の中にもある曲『Tennessee』がヒット、グラミー新人賞を受賞。この曲でヴォーカルをとっていたのも彼女。
Dionneはその後ADを抜けて、このアルバムでsolo デビューしたってわけ。
Arrested Developmentについても少し。
92年デビュー。みんなSpeechってラッパー知ってます?
彼を中心にしたヒップホップユニットなんだけど、いわゆるみんなが想像する、ヒップホップ、ラップって言うのとは違って、
家族の価値を説き、人道的な反政治的メッセージと生楽器中心の音で新しいヒップホップの形を出していたのね。
でも2枚目のアルバムが失敗して95年解散。
が、2000年に復活。2004年にもGreatest Hitsなんかがでているようです。
Speechはsoloでも活躍。私もけっこう好きです。
で、ADと同じようにこのDionneのアルバムも生楽器中心の、
なんていうんだろうOrganicでそしてなんとなく懐かしい、本当のsoulのよさを、
昔のblack musicのよさを思い起こさせる素晴らしいサウンドを聴かせてくれるのです。
そして音だけでなく歌詞もまたいい。
詩的でもあれば、ユニークなものや皮肉なものもあって、
彼女のスマートでウィットに富んだ人柄が想像できます。
シングルになった『I Know』はとってもキャッチー。
このアルバムは94年発売なんだけど、ラジオで95年になってもよく流れていたそうです。
もうひとつのシングル『Don’t Ever Touch Me』は社会的な歌です。いわゆる虐待について。
でも絶望っていうんじゃなく、強さの感じられる曲。
他にも『Stop To Think』なんかは彼女のウィットな詞とかっこいいサウンドにやられますが
(Lenny Kravitzの曲をサンプリングしたりしてます)
これも薬物中毒になってしまった人たちへの毒舌な曲だそうで。
『Reality』もいいし、
『Food For Thoughts』はちょっと暗めな曲ですが、オルガンの音も素敵だし、詞も素晴らしい。
ので彼女の曲を聴くならばぜひ歌詞もじっくり堪狽オてほしいです。
すかっと突き抜けていくような爽やかな『Passion』(ギターもかっこいい!)、
『Now Or Later』は友達を気遣う優しさがつまった曲。はじまりのフレーズもいい。
『Water』はこれまたユニーク。
「泳ぐのが好きじゃないなら 水に近づいちゃだめだよ。
だって誰かがあんたのことを突き落とそうとするかもしれないんだからさ」
『Blackbird』はビートルズの曲です。ジャージーなギターがものすごくかっこいいの!
もちろんDionneの歌声もマッチしていて素敵です。
冒頭にのせた『Human』はアカペラというかHuman Beat Boxって感じでもあるよね。
これまた彼女のセンスが伺える曲。
そして『The Audition』なんかはこれまたセンスの映えるもの。
David Alan Grierという映画監督が参加しています。
ちょっと笑っちゃうようなお茶目なもの。
どの曲も大好きで、ほんとセンスがあってかっこいいの。詞も音も彼女の声も。
シンプルなアコースティックなのにそこにちゃんとスパイスが効いていて、芸術を感じさせる。
ああ、彼女は本当に音楽が好きなんだな、って聴いてわかる。
そこにシンガーとしての、疑うまいというエゴがないのね。
純粋に歌うのが好きって感じで。
彼女の人柄を思わせるブックレットの彼女のメッセージもとってもおちゃめです。
レコーディング風景の写真なんかもたくさんコラージュされていて楽しいです。
彼女はその後『Love Jones』という映画のサントラ(これものすごくかっこいいアルバムよ。おすすめ)に
『Hopeless』という曲を提供しているんですが(これまた素敵な曲なのよ!)
その後はまったく音沙汰ないんですねえ。
どこに行ったDionne!
とっても素敵なシンガーなので、活躍を期待しているのですが、
ここ何年もリリースもない。寂しい。
ライブなんかも素晴らしいのではないかと思う。
ので新曲望む!!
Official Site(English)
http://www.sonymusic.com/artists/DionneFarris/
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