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トロント通信187号

Toronto News Letter


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Vol.187 12th March.2005 邦画「誰も知らない」、「紅の豚」そしてまたCD。

またまたご無沙汰でもうしわけないです・・・。

ここ最近は会社でアンケート用紙のデザインをかなり任されてやるようになりまして、
忙しい日々を送っています。でもけっこう楽しいです。

一緒にデザインをやっているロブは本当にいい人で面白いし、
ロブは回収されたアンケートのスキャンもやっているんだけど、
もう一人、スキャン担当のロザンナと(フィリピン人の女性、40代)がこれまたいい人でかわいいの!
なので、データ入力をしていたころよりずっと楽しく仕事ができています。


それはそうと、この前の週末に邦画、 「誰も知らない」(英題は Nobody Knows) を見てきました。
トロント映画祭にも出たけれど、すごい人気で見れず、ようやく見れたのです。
私はこの監督(是枝さん)の作品は「ワンダフルライフ」(英語タイトルは「After life」)しか見ていないんですが、
これを気にいったので、楽しみにしていたんですが、いや、ちょっと思ってたのとは違ったね。

でも、彼はもともとはドキュメンタリーなんかをテレビで撮っていて、かなり社会的な目を持っている人だし
(DISTANCEという映画、見たいんだけど、こっちでは見れなそうです。
これはカルト宗教の信者を家族に持つ人や、その被害者の家族についての作品だそうで)、
「誰も知らない」が重くても、納得なんですが・・・。もっとほんわかとした、「いい映画」と思っていたので・・・。

日本で80年代だったかな、にあった、本当に起きた事件からインスピレーションを受けて作られたという作品で、
まだ幼い兄弟4人が突然、母に捨てられ、半年間、自分たちだけで生活していたってわけで。

主演の男の子がカンヌで最優秀男優賞を獲得して話題になっていましたが、
とにかく、何ともいえない悲しさと寂しさと怒りを感じさせる映画でありました。

決して娯楽映画ではないけれど、こういう作品は必要だな、って思う。
子供たちは戸籍にも登録されていなかったっていうし、母親は勝手に家を飛び出してしまうし。
その母親のあまりに無責任さに腹が立ちます。
それに母親は引っ越したアパートの大家には子供一人と自分の二人暮らしとうそをついていて、
残り3人の子供たちには外に出ることを許さなかったというんですからね、驚きです。

そして母親がいなくなってから半年間、その子供たちの存在にまったく気がつかなかったという周囲の大人たち。
でも私はきっと気がついていたんじゃないか、と思う。
ただみんなあまり関わりたくなかったから、知っていても、深入りしなかっただけなのかもな、と。

ま、その辺のことは見てもらうべきなんですが、この監督らしく、撮影にはかなりの時間をかけ、
子供たちとも1年間みっちりとコミュニケーションを築いて撮影したというだけあって、
子供たちが演技をしている、と言う感じでなく、すごく自然なんですね。
その辺、やはりフィクションと、ノンフィクションの中間を行く監督らしさが出ていました。

あとほんと些細なところにこだわって、子供たちの心情を描いていたりして、よかったです。

いちばん下の妹役の女の子がとってもかわいかったです。
ぜひ見てほしい作品です。


photo 全然関係ないですが、ビール。
最近うちらのお気に入りの
オンタリオのローカルビール、「クリモア」。
冷蔵庫に1時間以上置いて冷やして飲むと、
炭酸が抑えられて、ビールそのものおいしさが味わえます。
あとは「コロナビール」
(hum嬢、私もトライしてみましたよ!)

それからレンタルDVDで見たのが宮崎駿監督の 「紅の豚」(英題はPorco Rosso) です。

実は今まで見たことがなかったのです。でこっちでもようやく見れるようになったので、早速。

いやあ、いいですねえ。大人のためのアニメ、というように言っていましたが、確かにそうですね。
実は私はここでも前に紹介したかもしれないけれど、宮崎監督のスケッチブック、みたいな本で
この物語のラフなストーリーを知っていたのですが、それでもじゅうぶんに楽しめました。
男のロマンとそれを見守る女性。
今までの宮崎作品とはちょっと違ったエンターテイメント作品。

歌手の加藤登紀子さんが素敵な女性役で声も担当。これまたかっこいい、はまり役。
声に深みと味があるんですね。

まだみたことないと言う人はぜひ。


またCDを買ってきましたよー。
前からほしいと思っていた Jacksoul の新作「Resurrected」。

彼らはカナダのバンドです。(多分)
ラジオで彼らの曲を聞いて気に入って、ついに購入しました。
多分サードかフォースアルバム。
ボーカルは黒人男性で、ジャジーなR&Bと言う感じ。私の好きなアコースティックSoul系。
お気に入りはシングルにもなった「The River」。
日本でも買えるんでしょうか、わかりませんが、きっと買えるはず(インポートとかで)。
おすすめです。

あと、もう一つカナディアンバンド The Trews のこれは多分デビューアルバムだと思うんですが、
「House of Ill Fame」を中古で購入。
4人組のロックバンドで、私にするとめずらしく、こういうロックバンドものを買ってみました。
彼らのこともどこかで曲を聞いて気に入って、まあ1曲だけしか知らなかったんだけど、
他のもどうか聞いてみよう、ってことで。
どの曲もなかなかキャッチーで、よい。
普段はあんまりこういうロックバンドものは聞かないけれど、たまにはいいな、と。
今巷に溢れ返っているパンクロックではなく、変にコンピューターでマニピュレイトしたりもせず、
正統にロックしている感じが好感の持てるバンドです。
アメリカでも人気とか、そういう情報はまったくわからないのですが、これから頑張ってほしいな、と思います。
おすすめは「Tired of Waiting」。
エッジのあるギターに生の音が気持ちいいドラムと、ボーカルの声も甘ったるさがなく、いい感じです。

photo photo 上からJacksoul、
The Trews。
偶然にもカナディアンものが揃いました。



こっちで言うと明日、日本ではすでに「今日」と言うことになるのですが、私の姉の誕生日です。
姉とは年が離れてるせいもあって、喧嘩することもなく、
友のように仲良しで、今でもよく電話で話しては大笑いしたりしています。
姉も私のことをとても気遣ってくれているので、何かプレゼントを贈りたいと思って、Tシャツを選びました。
姉が好きそうなのをけっこう探し回りました。
思ったより早く姉の手元に届いたようで、気に入ってくれたのでよかったです。

お姉ちゃん、いつもありがとう。Tシャツ、どんどん着まわしてね。
(下の写真が私とデイブが送ったシャツとカードです。これは姉が携帯で撮影して送ってくれたもの)

photo


日本はどんどん暖かくなってきているようですね。
でもこっちはまだマイナスです。
雪はまだ降っているし、道にはここずーっと前に降り積もった雪が残っています。
「いつ春はくるのか?」という感じですが、ま、こっちの寒さにも慣れたし、気長に待つことにしましょう・・・。


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