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vol.28

vol.28


メンバー自ら検証
写真でみるスピッツ史
≪服装編≫


人に歴史あり。その歴史がひもとかれるとき、新しい未来の扉が開かれる(気のせいかも・・・)

さぁ、出かけよう。底知れない謎を秘めた”バンド兄ちゃん・スピッツ”の世界へ。


『スピッツ』
「ヒバリのこころ」


草野マサムネ(以下、マ):これおこずかい制だ。俺らあまりに服持ってなかったから事務所からお金を衣装代として支給されて、各自買ってこいって。
田村明浩(以下、田):上下で2パターン買ってくることになってて。
:で、グっちゃんとか高橋さんにこんなん買ってきましたけど、って報告して見せて。
崎山龍男(以下、崎):2パターン買って、1万円とかそれぐらいだったよね。
:俺、2パターン買って4万円だったよ。それですっげぇドキドキしてさ。
こんなに服買っちゃっていいのかなってグっちゃんに相談したら「全然普通じゃん。高くないよ」って言われて安心した。テツヤとかって2パターンで古着屋で買って8000円くらいだったからね。
:俺その時ロークのタッセル(靴)を買ったんだけどずっと毎日同じ物をこの3年間くらいはき続けた(笑)。
:4人で行かなかった?
三輪テツヤ(以下、テ):中目黒行った。
:結局俺の使えるのがなくてこれテツヤが買ってきたんだよね。テツヤ用に買った物を勝手に横取りして着てしまっていた。
:こん時初めて領収書をもらって買い物した。


「夏の魔物」
:これも私服だよね。
:当時着てた服だよね。
:崎ちゃんどういう服着てんの?
:変な服着てんだよね。おばはんみたいなデザイン・・・。


『名前をつけてやる』
:ファンの子にもらった服着てる。
:これよく着てたよね。


「日なたの窓にあこがれて」
:これスタイリストついてるね。
:これけっこうおしゃれだね。
:なんかさわやかだね。あっ、これ自前のグラサンだから。
:ちょっとこのころからルックス的にはさわやか路線をねらいはじめてる。
:靴はきなれてねぇな。


「裸のままで」
:裸のままでのしんぐるジャケットを見ると当時の俺たちのどういう服を着てたかっていうのがよくわかる。
:テツヤMA−1着てる。
:俺覚えてるのが、裸のままでのスタジオのときもうすぐJリーグがはじまるよって話題になってたのを覚えてる。NIKEのスニーカーがじわじわと流行り出してきた頃だったかな。


「君が思い出になる前に」
:このジャケットよりもミュージックステーションに出たときの白い衣装が・・・。
:あんまり言えないけどね。
:なんで?
:オ○ム・・・。
全員:・・・・。
:時代を感じるものがあるね。さわやか路線。


「空も飛べるはず」
「青い車」

:しんぐる史上ではこの2枚はかなりがんばった感じ(笑)。
:これきついんだよな。2枚ともアジアっぽいな。
:これからスピッツよろしくお願いします、ってがんばってる感じがする。
:このへん崎ちゃんさわやかだよね。
:いつだったか忘れたけどさ、崎ちゃんが昔着てたので木の皮でできたベストってなかったっけ?
:あったあった。木の皮で出来ててボタンが貝だったやつ。
:ライブで着てたよね。洗濯が出来なかったやつ。
:ライブでやってて、ふところが木になってるから張ってんだよね。
:フリントストーンに出てくる原始人が着てるようなの。あれはかなり俺の中で印象深いけどね。スタイリストさんがもってきた中では。


『空の飛び方』
:俺、気になるのはこの衣装のパンツ借りたパンツなんだけどさ、すそが内側に折り曲げてあるのがすごいわかるんだよね。
:俺、撮影の前に髪切ってもらって、切りすぎた(笑)。
:でっかいツアーパンフもこの頃だよね。撮影のときすごい寒くてほっぺが赤いんだよ。


「スパイダー」
:この頃からだんだんまともになってきている。
:そう。そして”もしかしたらこいつらちょっとだけかっこいいかも”ってだましも入ってきてる(笑)。テツヤはなんかスカパラテイスト入ってない?
:俺もちょっと入ってる。
:崎ちゃんも入ってるよ。
:草野だけ違わないか?
:カッコいいよ。マサムネ。俺ら何?俺、顔わかんないもんだいたいが。崎ちゃんまっ赤だし、田村総天然色みたいになってるし(笑)。
:俺、悪もんじゃん、なんか。
:マサムネ中心に選んでるもんね、俺ら常にね(笑)。


「ろびんそん」
:そしてついにさわやか路線ともしかしてこいつらかっこいいかも路線が融合したこのジャケット。
:この辺の髪の毛のイメージって草野あるけどさ、けっこうすごい髪の毛だね(笑)。
:きのこマッシュルーム(笑)。
:マッシュルームカットな感じだもんね。
:草野の髪の毛って変わってないみたいだけど変わってんだね。けっこう。
:いまだに地方に行くとこういう髪型の女子中学生って多いよね(笑)。
:これもマサムネ中心に考えてるよね。三輪くん一番後ろにさがってって言われたしね(笑)。
:テツヤ撮影のときって必ず座りたがるから自然的に後ろ行くこと多いんだよ。
:まぁ、マサムネよく撮れてればね、俺らはね(笑)・・・。


「涙がキラリ☆」
:俺この時のテツヤの髪がけっこう好きなんだよね。
:ジャイアントロボ?でしょ。この当時マサムネかつらだからね(笑)。


『インディゴ地平線』
:インディゴの写真は疲れきってるね。
:これが一番疲れてるね。
:一番忙しい時期だったからね。目がうつろだもん。
:この日暑かったんだよね。8月なんだけど、秋に出るから
:長袖着てる。
:早起きだったし。
:そういうのつきもんなんだよね。春にリリースだから薄着でとか真冬に撮影とかね。
:服には関係ないんだけど、こういう撮影ってさ、ロケとかだと朝早いことが多くて俺らそういうの慣れてないから服はいいけど、顔がちょっとね、ってこともけっこうある。
:あるある。目がはれてたりとかね。
:やっぱインディーズでしょ。ほんと大学生のサークルバンドみたい。この頃全部自分の洋服だよね。
:自分の洋服だよ。
:自前。


’89年12月(その1)
:やっぱこれだろう、お願いこれ目の上棒入れといて(笑)。
:テツヤだけ黒くぬっといて(笑)。
:だってこの髪の毛からんでるじゃん。
全員:(爆笑)
:インタビュー記事とか今と同じようなこと言ってそうな気がするね。
:インタビューはね。
:(インタビューを読み上げる)
「テツヤ 時代に流されない。メジャーでレコードを出す出さないというのは置いといて、もうちょっとインディーズで自分らのスタイルを固めたいんだ。自分達の力をもっとつけたいし、知名度ももっと上げたいし・・・。」
:まぁ、あんまおもしろくない(笑)。
:この頃からファンの子にもらってる物を着てること多いよね。
:テツヤのアトムTシャツも。
:これはリンドバーグの渡瀬マキさんも着てたアトムの長袖Tシャツ。もらったんだけどね。この時撮影だって知らなかったよ、たしか。
:下はスウェットパンツだもんね。うつってないけど(笑)。
:テツヤそういうことあったよね。インディーズの「鳥になって」のそのしーとがあってその時も撮影だって知らされてなくていきなり撮影するって。
:そう、スウェット。それものびたスウェット(笑)。
:スウェットなんだけど、下から撮ってるから黒くなっちゃってなんだかわかんないんだよね(笑)。
:テツヤあとから見てこれはなかったなっていうのがけっこう多くてさ、インディーズのCDのジャケットの時もさ、頭にオレンジ色のバンダナしてたんだけど、写真の粒子が粗くて肌の色と同じようになっちゃってて額が禿げ上がった人みたいになってた(笑)。
:落ち武者みたいになってた。
:遠目でみたらすごい禿げ上がってた。


’89年12月(その2)
:これはテツヤ今のテイストと変わんないじゃない?
:変わんないね。
:昔からわりとベルボトムとサイケなシャツとか着てたからね。
:これがちゃんと撮った写真で初めてのやつだよね。プロのカメラマンで記念すべき1枚。
:芝浦のそばだよね。
:そう、インクスティクのほうの寺田倉庫のそば。
:ライブの前後かもね。
:あとで他の撮影でも行ったことある。
:気分は樋口宗孝。
:この写真は全然平気だね。ドカンとひょうしで(笑)。でもよく見るとこの頃の写真ってけっこうコーディネイトが同じ・・・。
:そうそう。いろいろ取材とか来てミニコミとか写真撮ってもらってもみんな同じ服でうつってんだよね。しかも使いまわされてるっていうのがね(笑)。そうそう実はインディーズのヒバリのこころのCDを作ってもらったときにポスターも作ってもらったんだけど。激レアな。
:激レアポスター。うちに10枚くらいある。
:それがもう、今思えば悪かったなぁと思うんだけど、俺の写り中心になってる。
:カメラが魚眼じゃないんだけど、広角かなんかで撮ってるから草野がこうやってまっすぐなんだけど、俺らの顔がだんだん台形な形になってる。隅にいけばいくほど。あげくにテツヤがバンダナで・・。
:目もうつろなんだよね。
:はい、次いくよ(笑)。


’90年4月
:私服だねぇ。
:崎ちゃん自分で作ったテーラード。


’91年3月
:この頃、でもわりと普通路線を歩もうとしてる。デビューするにあたって崎ちゃんも髪切ってさ。
:パンツの丈、短けぇ(笑)。
:田村も短けぇぞ。俺もスリムでハイカットはいてる。
:メタルっぽいよね。
:メタルじゃん、俺。
:当時からNIKE。
:これどこだ?
:幡ヶ谷の小学校のとこだと思う。たぶん。


デビュー前の
プロモーション用写真

:この頃のプロモーション用につくってたCDの写真。けっこう笑える。
:ある意味かっこいいんだよね。
:ひとりひとりのパーャiルショットがみんなスピッツ史上一番キメで撮ってるんじゃないかっていう。
:作られた感じのね。
:この時初めてヘアメイクとスタイリストがついた。
:化粧してもらって顔ぬってもらった。デビュー前に。
:それに対して俺らがなんか言えばよかったんだけど、俺らの中で悪い方に出て、その後スタイリストはつけない、って言ってしばらくつけなかったんだよね。それで俺らが着こなせなかったからさ。
:着せられてる感じがもろ出ちゃったからね。デビューしたあとっていうのはどれくらいからスタイリストついてたんだっけ。
:セカンドくらいかな。
:CDジャケットの撮影にはついてたけどね。
:アマチュアの頃ってさ、もう服自体そんなにもってないからさ。そのへんにあるもの適当に着てきてそのまま写真撮られてたから。
:あげくにバランス考えてないしね。
:そう、4人のバランス考えてないから。
:バランス考えるほど服持ってなかった(笑)。バリエーション自体ない。
:そう、何となく自分をキャラ付けしようっていう気持ちが働いてオーバーオールを着るようになった。
:マサムネはオーバーオール派だから。
:それはね。ライブハウス少女っていうか、ライブハウスに来てるお客さんでオーバーオール着てる子多かったんだよ。だからまぁ、お客さんにも影響されつつ・・・。
:ねぇねぇちなみにこの頃さ。みんなラバーそーるはいてること多くなかった?
:はいてた。
:ラバーそーる流行ってたもんね。足によくない。
:俺、ライブ中は常に帽子かぶってた。
:帽子かぶってた。
:髪のセットができなかったから・・(笑)。
:帽子かぶってジャンプ。かわってねぇ(笑)。

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