ハ行
は
ハートが帰らない
Album[ハヤブサ](00.7.26)収録
イントロからAメロにかけてはいつもの調子だが、2拍3連の強烈なフックに始まるサビではサウンドも一転して派手に。スピッツで最もドラマチックな展開の楽曲。
*スピ発見参照
ハイファイ・ローファイ
EP[99ep](99.1.1)
コンピレーション・アルバム[色色衣](04.3.17)*NEW MIX 収録
フェイクファー・ツアー後半でのライブで初ひろう。
*スピ発見参照
ディレクター(D):「ハイファイ・ローファイ」に関して、テツヤは?
三輪:覚えてない。
全員:爆笑
三輪:スタジオしか覚えてないもんなあ。
D:これは一口坂?
三輪:いや、グリーンバードだよ。
草野:これね、覚えてんのはね、間奏に行く前に「ララララ・・・」っていうのを入れたんですね。(今回の)山口さんのミックスではとっても小さくなっているんですけど、「まいっか」って思いました(笑)。
D:オリジナル・ヴァージョンは割りとパブロック系というか、そういうニュアンスだったんだけど、実はそういうつもりで作ってはいなかった?
草野:どういうつもりで作ったのかなあ?
崎山:パンキッシュって。
田村:うん、パンキッシュな、という話だったんだけど、クジさんのオルガンが重なってきた時に、どんどんパブロック色が濃くなってきて、俺らもそれで盛り上がってた。
草野:最初は多分ね、、バズコックスみたいなスピーディなパンクロックのイメージで作っていたと思うんですね。
D:それがいつしかコステロ色強くなって。
草野:コステロになってきたんですよ、だんだん(笑)。
マネージャー(以下、坂):僕はスピッツの中では、他に似ている曲がなくて、とても存在感のある曲だと思うんですよね。ライヴでも使い勝手いいし(笑)。
D:短いし。
草野:適度に盛り上がる(笑)。大盛り上がりはしないけど、適度に。
崎山:いつも盛り上がるよね、「適度」に。
D:短い中にけっこう展開があってね。
崎山:あるある。演奏していて楽しい。
草野:大サビまであるし。
*色色衣リリース記念特別座談会参照
裸のままで
Single(93.7.25)
Album[Crispy!](93.9.26)収録
キャッチーなポップ・チューン。どう転んでも、こういうツボを押さえたメロディーが出てきちゃうのがすごい。蝶ネクタイつけて踊ってた、ビデオの印象が強烈。
*スピ発見参照
ハチミツ
Album[ハチミツ](95.9.20)収録
ネオアコ調のイントロに導かれて始まる牧歌的で軽快な一曲。特に具体的なフレーズを歌っているわけではないが、アルバムジャケットやライナーで展開されるビジュアル〜「森の中の素敵な恋人」の世界とシンクロする。おかしな修辞、発想の飛躍に富んだ歌詞も出会いの喜び〜多幸感に包まれた感覚はじゅうぶん理解できるので問題なし。エンディングのリズムパートの笹路正徳(プロデューサー)のディレイを効かせたキーボードに匠の技を感じる。
*スピ発見参照
初恋クレイジー
Album[インディゴ地平線](96.10.23)収録
印象的なピアノで始まる人気曲。みそじ間近で「初恋クレイジー」とはいかにもスピッツらしい。そしてこの初々しさは何なのでしょう。
*スピ発見参照
ハッピー・デイ
インディーズ時代の曲
いきなり「H・A・PPY、D・A・Y!」というメンバー全員のかけ声で始まり驚くが、「やさしすぎる君」を歌う、ちょっともの悲しいメロディーの愛らしい曲だ。
*スピ発見参照
花泥棒
Album[インディゴ地平線](96.10.23)収録
*三輪徹也作曲
イキオイがあって短くて、アルバムの冒頭にふさわしいナンバー。テツヤ作曲。ファンクラブのイベントで配られたテープには、作曲者がヴォーカルを取ったバージョンも。
*スピ発見参照
バニーガール
Single[チェリー](96.4.10)カップリング
Album[インディゴ地平線](96.10.23)収録
ワクワクするギターポップ、バニーガールを<寒そう>とひょうげんする感性、<ゴミ袋>という言葉、意味がありそうでなさそうな詞、どれをとっても100%スピッツな曲。
*スピ発見参照
ハニーハニー
Album[惑星のかけら](92.9.26)収録
タイトルも曲も可愛らしい。はじけるリズムに、ちょっとけだるい感じのヴォーカルが不思議にマッチしている。珍しくサビの歌詞に英語が出てくる。
*スピ発見参照
ハネモノ
Single(02.8.7)
Album[三日月ロック](02.9.11)収録
カルピスのCMで、最初の鼻歌バージョンの反響が大きく、歌詞つきバージョンで再OA。正統派青春系ナンバーと思いきや、「恋」とか「愛」の期待されるツボを微妙にはぐらかす詞、そして人を食ったタイトル(「羽根物」とはオールドスタイルのパチンコのことです、念のため。ちなみに仮タイトルは「ウクライナ」)。このリスナーをじらすような駆け引きも、マサムネが以前より大人になった証拠?バサバサと乾いた崎山のスネアが特徴的。
*スピ発見参照
ババロア
Album[三日月ロック](02.9.11)収録
ドラムは打ち込みで音もかなりデジタル、マサムネにとってはやっと実現したデジタルな感じの音作り、だそう。ある意味ユーロビート。だけどちゃんとスピッツだ。
*スピ発見参照
ハヤテ
Album[インディゴ地平線](96.10.23)収録
カタカナの”ハヤテ”が可愛い、スライドギターのイントロからAメロ、ぐっと掴まれる感じのサビへと続く珠玉の小品。いきなりストンと終わるのもいさぎよし。
*スピ発見参照
8823(ハヤブサ)
Album[ハヤブサ](00.7.26)収録
大昔、『海底人8823』って特撮ヒーロー番組があって「8823(はちはちにいさん)謎の人〜」って歌があったのだけど、勿論スピッツとは関係ない。草野マサムネは多分、見ていないと思う。この曲のキモはポリスみたいに細かく刻まれるリズム。ほのかにエスニック感もある。このリズム感覚はそれまでのスピッツにはなかったもの。歌詞では<君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ>と、独自のスケールで迫るロマン世界が全開であります。
*スピ発見参照
遥か
Single(01.5.16)
Album[三日月ロック](02.9.11)*album mix 収録
TBS系ドラマ『ラブストーリー』の主題歌として作られた。石田小吉プロデュース時代の曲だが、それでも『三日月ロック』に収録されただけのことはある名曲。曲のタイプとしては「ろびんそん」の延長線上にあるが、その頃との違いはやはり<僕らそれぞれ 仰ぎ見る空/夢から醒めない翼>というサビから来るリアリティに尽きる。大人の青春そんぐとしてスピッツの新境地を開いた曲。『三日月〜』ではギターを足して'02年バージョンになっている。
*スピ発見参照
春夏ロケット
Single[ホタル](00.4.26)カップリング
コンピレーション・アルバム[色色衣](04.3.17)収録
この曲を聴くと「スピッツにカッコイイって言ってもいいんだぞ!」と思う。かわいいとか優しいじゃなくてかっこいいスピッツ。聴いたことない人に聴かせたい。
*スピ発見参照
春の歌
Album[スーベニア](05.1.12)収録
アルバムのスタートラインの曲。
レコーディングは終わりの方にできた曲。
冬から春になるよ〜っていう感じの曲。
晴れの日はプカプカプー
インディーズ時代の曲
青空の下で聴きたい軽やかなメロディーと、ちょっと上向きの、心を撫でる歌詞。プカプカプーと呪文のように唱えれば、自転車の坂道だってつらくない気がする。
*スピ発見参照
2004年のゴースカライブで演奏してくれた。
ハンティングナイフ
これは最初から映像が浮かんできたんです。絶対ナイフなんて欲しがらない女の子に、むりやりナイフをプレゼントするっていうストーリーの映像が先にあって。
曲とか歌詞は、そのイメージから広がっていったんです。ここで歌われているような女の子って、実は僕とは縁のなさそうなタイプのコ。だから、これは歌の中で演じたという感じですね。(草野)
*B-PASS参照

ひ
ビー玉
Single[ヒバリのこころ](91.3.25)カップリング
Album[スピッツ](91.3.25)収録
<お前の最後を見てやる>というシニカルでひねた視線が強烈。完璧な脱力系。マサムネの描くタマシイ>は決して魂(soul)フルではなく、ビー玉のように軽い。
*スピ発見参照
人魂
人魂もタマシイに近いものなんだけど、もうちょっと生き物を見るような視点で見ているという。ゲゲゲの鬼太郎に出てくるような、フュルフュルしているような人魂のイメージ(笑)。”行きかう人魂”っていうのは・・・渋谷の駅前の交差点って、昼間は人がすごいでしょ。夜中になると誰もいなくなるけど、そこを昼間みたいな数の人魂が行き交ってるのかなぁって(笑)。気持ち悪いよね。(草野)
*B-PASS参照
日なたの窓に憧れて
Album[惑星のかけら](92.9.26)
Single(92.11.26)収録
バックで延々とループするシンセが幻想的。日常を描きながらも、その奥に壮大な宇宙を感じさせるのはお得意のパターン。地味だけどシングルにもなったナンバー。
*スピ発見参照
ヒバリのこころ
ミニアルバム[ヒバリのこころ](90.3.21)
Single(91.3.25)
Album[スピッツ](91.3.25)収録
栄光のデビュー・シングル。イントロからドラムのリズム感を強調したアッパー・ロック。それでもって、80年代の後期ニューミュージック的に、キャッチーなサビへといざなっていく仕掛け。マサムネの詞に独特な「僕(たまに俺もいるけど)と君」の物語のメジャー初ひろう曲。さらにこの当時から、日本の自然(生き物、植物、季節、気象ほか)や衣食住に、象徴ひょうげんを織りまぜる技巧は秀逸だった。例えば、根雪は<角砂糖>になるんだから。
*スピ発見参照
貧乏神
すごいよね。”貧乏”で、”神様”(笑)。オレ、絵に描けそうだもん。でも、貧乏神もいい神様なのかもしれないですよ。試練を渡ることによって、その人を強くしてくれるという。(草野)
*B-PASS参照

ふ
ファズギター
インディーズ時代の曲
タイトルに反して、ファズギターは入っていない。1997年の10周年シークレットライブでもひろうされたが、この曲には若いマサムネの声のほうが似合う気がする。
*スピ発見参照
プール
Album[名前をつけてやる](91.11.25)収録
透明感あふれるメロディーと水面のきらめきのような詞。こんなにうつくしいポップスは聴いたことがない。<孤りを忘れた世界に>・・・・のサビは絶品。隠れた名曲。
*スピ発見参照
フェイクファー
Album[フェイクファー](98.3.25)収録
最後の<そんな気がした>がとても草野さん的。ギターsoloは草野さんが弾いています。ライブではセピア色の照明で彩られることが多く、意外とライブ映えします。
*スピ発見参照
不死身のビーナス
Album[空の飛び方](94.9.21)収録
どんなうわさがあっても、陰のあるさみしげなヒロインは魅力的だ。<最低の君>は最高の褒めことばかもしれない。バカで恥ずかしい物語こそ、このうえなく愛おしい。
*スピ発見参照
船乗り
Single[遥か](01.5.15)カップリング
コンピレーション・アルバム[色色衣](04.3.17)収録
イントロのドラムがかっこいいです。ライブではギターを持たずに歌います。<もうちょいな俺のままで><遠いところまで君を連れてゆく>草野ワールド!
*スピ発見参照
プロパ液
テツヤさんが10年前のスピッツの会報(Spitzbergen vol.16にて)で、”石油に代わるプロパ液がはつめいされる”とよげんしている。が、思いつきでいつもはつげんしてるので謎の液体でしょう(笑)。
*会報Spitzbergen vol.57参照

へ
ヘチマ
ヘチマの花って、あんまり人の意識に残らないでしょ。カボチャとかネギの花もそうですよね。でも、そういう花も見てみれば一生懸命に咲いてて。実はけっこうキレイだったりする。(草野)
*B-PASS参照
ヘチマの花
Album[空の飛び方](94.9.21)収録
ヘチマの花とは、黄色い大きな花びらの夏の花。ひと昔前の悲恋物語のような詞世界は、淡い蜃気楼のようだ。ハイトーンな澄んだハーモニーの、貴重なデュエット曲。
*スピ発見参照

ふ
ベビーフェイス
Single[空も飛べるはず](94.4.25)カップリング
Album[空の飛び方](94.9.21)収録
<星になったあいつ>は女の子の死んでしまった元カレで、元カレの親友が好きな女の子を元気づけようとしている。そんな少女マンガっぽい、甘酸っぱいイメージ。
*スピ発見参照

ほ
ほうき星
Album[インディゴ地平線](96.10.23)収録
*田村明浩作曲
これは田村さんの曲。シンプルなメロディーだが、バック(特にドラム)が相当凝った音を出していて、聴き飽きない。<弾丸><桃缶>という言葉遊びが新鮮。
*スピ発見参照
放浪カモメはどこまでも
Single(00.6.21)
Album[ハヤブサ](00.7.26)*album mix
Single[さわって・変わって](01.12.12)カップリング*Live Version 収録
「メモリーズ」との両A面シングル(怪奇なジャケット・アートは本秀康だった)。「放浪カモメ」と聞いて「カモメのジョナサン」が頭に浮かぶ私は立派な親父。仮タイトルは「ギターポップNo.1」だったそうで、確かにギターに勢いがある。うねるメロディにも勢いが。リズムもあばれている。愛に殉ずる自らの姿を「放浪カモメ」に託したラヴ・songだ。<悲しいジョークでついに5万年>という歌詞はクレージーキャッツの「五万節」の影響?
*スピ発見参照
僕の天使マリ
Album[惑星のかけら](92.9.26)収録
女性の名前シリーズの一曲、羽の生えた天使のマリ。カントリーテイストのバンジョーが楽しい。でも歌詞はこの世界に二人だけという、どことなく寂しげなもの。
*スピ発見参照
僕はジェット
コンピレーション・アルバム[色色衣](04.3.17)収録
89年、インディーズでのアルバム発売前に敢行した、正真正銘の初レコーディング曲。タテノリ系を感じるものの、かなりユニークな曲だ。ローハイドな西部劇的イントロ・Aメロ・Bメロから、サビでは往年のTVアニメチックな展開で「ジェット!」と叫び立てる。聞こえにくいがシャリシャリ鳴ってるシンセは、当時パール兄弟の一員だった矢代恒彦が奏でている。この頃から「僕と君」の物語だが、この曲ではノーテンキな僕が主人公。
*スピ発見参照
D:では、メイン・イヴェントの「僕はジェット」に行こうと思うんですが。『花鳥風月』ではインディーズ時代のアルバム『ヒバリのこころ』から2曲ピックアップしました。この「僕はジェット」っていう曲の存在を知ってる方はファンの中には多いと思うんですが、こういう音源があったということは、多くの人は知らないはず。
三輪:だいぶボーナス・トラックですよ。
草野:俺らもたまに忘れてたりするような。
D:この曲を?
草野:いや、このテイクを。アマチュアの時に配ったテープに入れているテイクは覚えているんですけど、その後これはちゃんとしたレコーディング・スタジオで録ったものなんで、意外に忘れがちというか。なので「あれがあったじゃん」というようなものですね。あと、あれだ、記憶の中ではものすごい恥ずかしい曲のようになっていて、この曲自体が。特に「ジェット!ジェット!ジェット!」って・・・。
田村:連呼するところが。
草野:そう、連呼するところが”バンド・ブーム”な感じで、全員で叫ぶ、シングアロングな。
D:「HAPPY DAY」と並ぶ感じ?
草野:そうそうそう。それで、これはちょっと出せないだろうって思っていたんだけど、今回改めて聴いてみると、「いや、意外に大丈夫じゃん」って。
田村:(笑)「大丈夫」なんだ。
D:一応、背景のことをキチッと言っておくと、これは1989年、俺がポリドールに入社した年の9月にデモテープとして、当時のキーストーン・スタジオとKitty伊豆スタジオでレコーディングしたものです。
崎山:9月かあ。
D:当時北川さんという、パール兄弟とかを手がけていたポリドールのエンジニアと一緒にキーストーンでリズム録りをやって、伊豆スタジオでダビング・歌入れ・TD。
三輪:そしてものすごい食事。
草野:竜宮城に行ったかのような。
D:ヴォリューム満点のね。で、スピッツとしては、こういうプロユースのスタジオでレコーディングしたことっていうのは、これ以前にもあるんだよね。
草野:ここまでキチンとやったことは・・・。
田村:まああるけど・・。騙されたんだよね、あのレコーディングで。
草野:あはは。その話になると長くなっちゃう。
田村:メシは付いてくるわ、合宿でレコーディングできて、メジャーでデビューするってこういうことなのかって。
D:あ、ポリドールが騙していたってことね。
田村:そうそう。と思っていたのに、1st〜3rdアルバムまで痛い目に遭っているからね。
草野:え、そう?
田村:いや、痛い目というか、プレイとか・・・。自分のプレイに責任持たなきゃいけないんだな、とか。
草野:ああ、そういうことね。
田村:語弊あるな。騙されたわけじゃないけど。
D:でもまあ、メーカーとしてはそういう意図は当然あるわな。ウチでやるとこういうことが出来ますよ、というプレゼンだから。
草野:いつも伊豆スタでやれるのかなって思ったら、一回もやってないね。
D:「合宿嫌いなんだもん」って高橋さんが言ってたからね(笑)。
草野:あ、思い出した。その時、スピッツがデビューしてからの三ヵ年計画みたいなのを見せられたんだ。その中に、アルバムを○○○○さんプロデュースとか書いてあったよ。
三輪:書いてあった書いてあった。
D:あ、ホント?
三輪:青木さんが考えたんだよね。
草野:そうそうそう。
D:あー。
草野:もしくはなんか、アイルランド・レコーディングとか、いろいろそういうおいしい文字が綴っていた記憶が。
崎山:フフフ。
田村:バブルだなあ。
D:(笑)あとなんだっけ、キーボードの矢代さんとのエピメ[ド。スピッツのリハスタに行ったときの。
田村:俺らが演奏したこの曲を聴いて・・・。
草野:「途中でテンポ・チェンジしてんの?」って。
三輪:初めて聞く言葉だったね。ハハハ。
草野:リズムのパターンが変わったところでテンポまで変わったっていうね、当時は。
崎山:あー。
草野:でもある意味正直なんだよね。盛り上がるところではテンポ・アップして、とか、クラシックみたいに。
三輪:あーあー。
草野:それは今考えれば別に悪いことではなかったと思うんだけど、当時はクリックにきっちり合わせて演奏しないといけないものなんだと思い込んでいた感じだなあ。
D:いやいや、クリックにきっちり合わせて演奏できた上でそういう流れになるんだったらいいんだけどね(笑)。
崎山:ハハハ。
草野:そうですね。ぴかそはちゃんとデッサン出来るとか、そういうことですよね(笑)。
D:本当は、というかこれ、89年にレコーディングやって、そこで落としたものとは違う音源なんですね、これは(笑)。
田村:これって、ファーストが出る前に関係者に配られた音源だよね。
D:そうそう。
崎山:デビューの時のね。
草野:それ(プレスキット)にもいろいろエピメ[ドがあってね。初めてスタイリストの人にスタイリングしてもらって。
崎山:メイクもつけてね。
草野:(笑)とっても「着せられた」感じの写真が存在しているんですが、それは、持っている人は封印しておいてください。
三輪:痛い・・。
D:あれ(プレスキット)はでも、世にそんなに出回ってないだろう。
草野:ウチにも無いんじゃないかな。
三輪:痛い・・。
田村:でもね、思ったほど痛くないよ、写真、全然。今と変わらんよ。
草野:みんな妙に小奇麗なんだよ。
三輪:着せられてる?
田村:でも今もさ、ある意味そういう格好とかするわけじゃん、カレンダーの撮影とかで。別にそんなに思ったほど・・・。
草野:当時の自分から見て、うわぁっと思ったけど、今見るとそうでもないかもしれないけどね。それは「僕はジェット」っていう曲もそうだけどね。
D:これ録った時ってのは、別にポリドールでやるとか、そういうことは全然決まっていなかったし。
田村:ロード&スカイでやることも決まっていなかったし。
D:全然その前。インディのレコーディング前だからね。この時、「ヒバリのこころ」と「僕はジェット」の2曲やって、「ヒバリのこころ」もまた(アレンジが)レアなパターンなんだよね。
崎山:フフ。
D:で、ポリドールからデビューすることが決まって、スピッツを世の中に紹介するためのツールとしてこれを使おうということで、改めて(1990年に)ミックスし直したヴァージョンがここに収められているわけです。
三輪:とにかく若いです。
田村:どのくらいあれ(プレスキット)作られたの?
D:500部。
田村:500かあ・・・。
D:ここで陽の目を見させて、ライヴとかでやるの?
草野:うーん・・・、ま、考えられなくは・・・ない・・・。
三輪:やっぱ叫ぶのかな?
草野:叫ぶんじゃない?
坂:お客さんも叫ぶね。間違いなく。
D:じゃあそれはいずれライヴでやるかもしれない、ということで。
*色色衣特別座談会参照
惑星(ほし)のかけら
Single(92.8.26)
Album[惑星のかけら](92.9.26)収録
ハードロックなバック・トラックと、マサムネの淡々としたヴォーカルがマッチしたナンバー。彼らのキャリアの中でも、最もへヴィーな一曲だと言える。ハードロックというより、グランジを意識していたかもしれない。間奏のサウンドこうちくなどに、ニルヴァーナ色が入っていたりする。新規開拓のサウンドに合わせるように、訳のわからない、サイケかつトリップ感覚な詞が、また嬉しい。「君」に愛されたい気持ちをひょうげんしているのだろうけど・・・。
*スピ発見参照
ホタル
Single(00.4.26)
Album[ハヤブサ](00.7.26)収録
ホタルの放つ光のようにリリカルで儚くせつなく、狂おしい恋歌。<なまぬるい優しさを求め/変わりつづける街の中で>とか<僕のすべてを汚して欲しい>とか、字面で見ると蒼い歌詞が、歌になるとスッと耳に入る不思議。草野マジック。これは石田小吉と組んだ最初のシングル曲だったが、厚みと激しさ(メリハリ)のついたギター処理は石田効果だろう。そして<短い幻><それは幻>とある。これもまた幻想の世界なのだろうか。
*スピ発見参照
ほのほ
Album[スーベニア](05.1.12)収録
アレンジで2転3転した曲。
タイトルをイメージできるメロディー
レコーディング終盤にできた曲。
かっこいい仕上がりになった。
ピーゴワサウンド(スピッツ用語):ギターがピー!ゴワー!と鳴ること。
初期の「月に帰る」でも使用。
ピーゴワ・ロック。
Holiday
Album[ハヤブサ](00.7.26)収録
いわゆるストーカーの歌ですね。男も女も恋に落ちたら多少は芽生えるストーカー願望。こんな風に想われてみたいと思ったり、こんな男はゴメンだと思ったり。
*スピ発見参照