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2月から続いた"隼2001"ツアーが5月17・18日の渋公2daysで無事終了。 この春、デビュー10周年を迎えた彼らが"今まででいちばん楽しいツアー"と語るのも思わずナットク!なスピッツ度120%の最終日をレポート!! 「8823」が渋公に響き渡った瞬間に答えは出ていたのかもしれない。2月から続いていた"隼2001"の最終日。 スピッツらしいスピッツが、大きく輝いてそこにいた。明らかに高いバンドのテンション。心をわしづかんで包み込むエナジー。 さっと広げたマサムネくんの両腕は、羽ばたく羽根のように雄々しく優しく見えて。 田村くんも三輪くんも、頭からとにかく元気に動き回っている。 「みなさん、元気スか?ここでもっとロックっぽく『会いたかったぜ!』と言えるように・・・なりたくもないですけど。きょうもちょっぴり脱力な、でも締めるところは締めて歌いますんで最後までよろしく」 ほんわか度80%のMCのあとは、ステージを秋赤色に染めて「アカネ」。ゆったりと疾走する、そんな不思議なスピード感がスピッツらしく心地よくて。 「チェリー」「愛のしるし」と一気に温度が上がったあと、 「ちょっと暑くない?もうちょっとぬるい感じに・・・」 と話して「スカーレット」へ。ぬるいというより、ほっとゆるやかな風が吹き込んだ。 「ここからオレとギターのテツヤで、アコースティック・プチ・コーナーを・・・」 ゆったりとつまびかれるギターから「ルナルナ」。海辺の波打ち際で、耳元にささやいているかのような歌に静かに酔ってしまう。そして、しんと静まり返った渋公に、ただただ愛しく響き渡った「ジュテ−ム?」。せつなくて、もう涙が出そうだった。実は2曲の間に”ミッキー&クッキー”(三輪&草野)の爆笑トークがあったのだが、書ききれないので割愛。ひとつだけ、「ダメなところがあったほうが、人間、鍛えられていい」という、クッキーの名言を記しておこう。 再び全員がステージにそろって後半戦。ツアー用につくったという新曲(K)は、この3ヶ月の変化・成長を最も顕著に伝えてくれた曲かもしれない。 「気持ち新たに歌います」と語った「ヒバリのこころ」は、今まで何度も聴いた中で、いちばん晴れた雰囲気をもっていた。崎ちゃんがキメでスティックを高く差し出した姿は、未来を指し示しているようにも見えたから。 「俺のすべて」では、ギターをタンバリンに持ち替えたマサムネくんの歌と動きがギラギラとしていて。田村くんに至っては、派手なジャンプの後、目の前のマイク・スタンドを蹴り倒す!それだけでは飽き足らず、崎ちゃんに近づいてシンバルを殴る! なんて危険!でもサイコウ!「さらばユニヴァース」で深海のような大きな世界へと引きずり込んで、ラストは軽快に「今」。田村くんがTシャツを客席に投げ入れ、いったん見えない幕が降りた。 もちろん、当然のアンコール。初めて生で聴いた「遥か」は、マサムネくんが歌詞を間違えて詰まるというハプニング付き。続いて「バニーガール」、そして会場の明かりをつけて「恋のうた」。メンバーが笑顔で去り、ステージで撤収が始まっても、ほとんどの客は帰らずにアンコールの拍手を続けていた。幕を降ろしてしまうのが惜しくてしかたがない、そのぐらいすばらしくすばらしい時間だったから。 そう。この10年でいちばん充実していたツアーにあって、最も熱くみんなを幸せな気持ちにしたこの日のライブ。 「デビュー10周年を飾るにふさわしい、いちばん楽しいツアーでした。これからもこんな地味な俺たちですけど、20年、30年とスピッツやっていこうと思いますので、よろしくお願いします」 とマサムネくんは言っていたが、私たちからもスピッツに伝えたい。「こんなに楽しいライブをありがとう。これからもずっとヨロシク!」と。
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CD HITS 2001より
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